救助活動中に亡くなった自衛隊員を供養する慰霊祭(京都府南丹市八木町)

救助活動中に亡くなった自衛隊員を供養する慰霊祭(京都府南丹市八木町)

 京都府南丹市八木町の桂川で1960年、水害の救助活動中に亡くなった自衛隊員3人の60回忌の慰霊祭が29日、桂川右岸の殉難碑の前で営まれた。自衛隊関係者らが隊員の冥福を祈り、防災への思いを新たにした。

 60年8月29日、台風16号の影響で、大規模な水害が八木町で発生。陸上自衛隊福知山駐屯地の隊員が救命ボートで桂川を渡ろうとした際に転覆して3人が亡くなった。

 慰霊祭には3人が所属していた第7普通科連隊重迫撃砲中隊の隊員やOBの会「福重会」のメンバーら15人が参列した。僧侶による読経の中、参列者は慰霊碑に手を合わせて焼香していた。

 福重会の柏原道央会長(69)=兵庫県丹波市=は「全国で水害をはじめ、今までに経験したことがない災害が相次いでいる。八木での事故を風化させないようにしたい」と話した。