サンガスタジアム京セラ(右奥)につながる亀岡市道の工事現場。開通が遅れることになり、渋滞悪化に不安の声が上がっている(亀岡市余部町)

サンガスタジアム京セラ(右奥)につながる亀岡市道の工事現場。開通が遅れることになり、渋滞悪化に不安の声が上がっている(亀岡市余部町)

スタジアム周辺の地図

スタジアム周辺の地図

 2月9日に京都府亀岡市で開業するサンガスタジアム京セラ(府立京都スタジアム)に接続する市道の全面開通が遅れることになり、渋滞悪化が懸念されている。工事の難航で完成予定が3月末から夏ごろにずれ込む見通し。開通までには国際試合含めて少なくとも13試合が組まれており、「選手のバスも長時間足止めされるのでは」と心配の声が上がる。

 道路整備は市、府、国の全額補助で、亀岡駅北土地区画整理組合(亀岡市余部町)が実施し、完成後、市道になる。スタジアムに東西方向から接続する全長約1キロで、東側はすでに開通し、残る西側約580メートルも本年度中の完成を目指した。
 市や組合によると、2016年10月に着工したが、JR山陰線の下部を通過する道路工事で、大量の湧水が発生。地盤強化などの追加対策を行ったため工事の進捗(しんちょく)が遅れ、車道は夏ごろ、歩道は秋ごろの開通になるという。総事業費は当初の約52億円から10億円程度膨らむ見通し。
 現在、スタジアムに接続する主要道路は保津橋に向かう1本のみ。桂川上流の宇津根橋につながる道路はあるが、幅員が狭く離合は困難で、当面、抜け道がない状態が続く。市は試合日、スタジアム横の一般駐車場(約70台)を封鎖するとしているが、周辺の民間駐車場を利用した車や、保津川下りの乗客の送迎車などで保津橋一帯が渋滞すれば、スタジアム方面から出にくくなる恐れがある。
 開業から6月末までに、Jリーグ京都サンガFCやサッカー五輪日本代表の計13試合が予定される。市議からは「試合後、選手のバス移動が遅れれば大問題になる」「国際試合で渋滞が注目されたら、亀岡の評判が悪くならないか」との声が上がる。
 市は、市民に試合日を周知して、スタジアムや亀岡駅周辺に車を乗り入れないよう広報を強化する。市まちづくり交通課は「観戦客にはJRなど公共交通の利用を徹底して呼び掛ける」という。