「景況感はおおむね底打ちした」と語る日本電産の永守重信会長(東京都内)

「景況感はおおむね底打ちした」と語る日本電産の永守重信会長(東京都内)

 日本電産は23日、2020年3月期(国際会計基準)の連結業績予想について、売上高を昨年10月発表の1兆6500億円から1兆5500億円(前期比5・1%増)に1千億円引き下げた。中国や欧州の景気減速が響き、利益予想も下方修正。中間・通期の業績予想の下方修正は今期3回目だが、永守重信会長は「景況感は底打ちした」と業績回復への手応えを語った。

 純利益予想は前回発表から150億円引き下げて850億円(23・0%減)とし、4年ぶりに1千億円を割り込む見込み。税引前利益予想も50億円引き下げて1400億円(7・3%増)とした。
 20年3月期の連結売上高は、修正後も過去最高を更新する見通し。ただ予想通り1兆5千億円余を確保しても、21年3月期の達成を目指す「2兆円」には、3割程度の大幅な増収が必要となる。
 東京都内で開いた決算説明会で永守会長は「事業ごとの景況感は大底を打った。こんな時こそ足元を見直す絶好のチャンス。(2兆円目標の)旗は降ろさず、ものづくりを強化する」と述べた。