国際博物館会議(ICOM)京都大会の主会場となる国立京都国際会館。1日から世界の参加者が議論を重ねる=京都市左京区

国際博物館会議(ICOM)京都大会の主会場となる国立京都国際会館。1日から世界の参加者が議論を重ねる=京都市左京区

 世界の博物館や美術館の研究者や学芸員が集う「国際博物館会議(ICOM)」京都大会が9月1日から、京都市左京区の国立京都国際会館を主会場に開かれる。国内では初めての開催で、過去最多の4千人以上が参加を予定する。ICOM規約で定める博物館の定義について45年ぶりの大幅改正に道筋を付けるほか、世界におけるアジア美術の位置付けや博物館の防災についても討議し、新たな国際委員会の発足を目指す。

 ICOMは1946年に発足し、現在140以上の国と地域の専門家が加入している。3年ごとに開く大会は25回目を迎え、テーマは「文化をつなぐミュージアム」。1日の関係者会合と2日の開会式を経て、建築家隈研吾氏らによる基調公演や全体会合などがあり、7日の総会で決議文などを採択して閉幕する。

 四つの全体会合で博物館の定義や持続可能性、アジア美術、被災対応を議論する。ワークショップや座談会もあり、植民地時代に略奪した文化財の返還、漫画の可能性、博物館と地域開発についても話し合う。

 また清水寺(東山区)や京都府立京都学・歴彩館(左京区)で関連企画があるほか、市内を中心に博物館や美術館で夜間開館や特別展といった一般向けイベントも繰り広げられる。