丸紅火力(東京都)と中部電力(名古屋市)が日本冶金工業大江山製造所(京都府宮津市須津)の敷地内にバイオマス発電所の建設を検討していることが30日までに分かった。

 市によると計画では出力は約5万キロワット。「バイオマス発電所としては比較的大きな規模のもの」という。国内外の間伐材を利用した木質ペレット約95%、ヤシ殻約5%を燃料とするという。固定価格買い取り制度(FIT)認定を受けているといい、20年間、関西電力に売電する計画。2020年に着工、22年に操業とするが、環境調査などによってずれ込む見通しという。

 市によると、7月初旬ごろに3社から相談があった。地元自治会にも説明があり、市は市議会各会派にすでに報告した。計画について丸紅火力の親会社の丸紅広報部は「検討中ではあるものの現時点で決まったものはない」。中部電力広報室は「開発可能性調査を行って検討している。具体的なことは決まっていない」としている。

 今井真二副市長は「地域の経済や雇用に好影響をもたらすと考えている。カーボンニュートラル(二酸化炭素排出量が計算上ゼロ)の発電所で市の環境施策にも合致する。あくまで計画段階だが、大いに期待している」と話す。音やばい煙など住民生活に影響が出ないように事前調査を要請しているとした。