時代や分野を超えたアート作品が並ぶ会場(31日、京都市東山区・清水寺成就院)

時代や分野を超えたアート作品が並ぶ会場(31日、京都市東山区・清水寺成就院)

 小説家の原田マハさんが監修する展覧会「CONTACT(コンタクト) つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート」が1日から京都市東山区の清水寺で始まる。歴史ある場に時代や分野を超えた芸術作品を集め、日本と世界のアートの接点を探る企画となる。31日、報道関係者向け内覧会が開かれた。

 同展は市内で開かれる国際博物館会議(ICOM)京都大会に合わせ、原田さんに賛同した有志らでつくる実行委員会、京都新聞などが主催。境内4カ所に美術や文学、漫画、現代芸術の作品約30点を並べる。

 成就院では、自身が名画の人物になりきる作品で知られる森村泰昌さんがゴッホに扮(ふん)した映像と、ゴッホに影響を受けた宮沢賢治が「雨ニモマケズ」と書き付けた直筆手帳を合わせて展示。西洋美術を紹介した明治-大正期の同人誌「白樺」もある。ノーベル賞作家川端康成の直筆原稿や映画監督小津安二郎の絵コンテのほか、「考える人」で著名なロダンのブロンズ像、漫画家の手塚治虫や竹宮惠子さんの作品が並ぶ。

 経堂では現代屈指のドイツの芸術家ゲルハルト・リヒター氏らが手掛けた映像作品を公開。この日はトランペット生演奏とコラボレーションし、幻想的な時間、空間を演出した。

 同展は8日まで。有料。会期中に原田さんと、映画監督山田洋次さんらによるトークイベントもある。