乳幼児向けに京都文教短期大の学生が考案した災害時用のメニュー(宇治市槙島町・同短大)

乳幼児向けに京都文教短期大の学生が考案した災害時用のメニュー(宇治市槙島町・同短大)

 京都府宇治市槙島町の京都文教短期大の学生が、乳幼児向けの災害時レシピの考案を進めている。極力水を使わず、コンロを使って調理できるメニューなどで、同短大と連携協力協定を結ぶ宇治市が調理方法を冊子にまとめる予定。

 同短大食物栄養学科の森美奈子准教授のゼミで学ぶ2年生14人が昨年10月から、災害時の子育て世代の食生活支援について研究している。
 乳幼児用の災害時レシピは、大災害が発生し、離乳食が手に入りにくい場合を想定する。家庭で備蓄された食品や日持ちしやすい野菜を使うなど、簡単に調理できるよう工夫を凝らしている。節水につながるように、まな板にアルミホイルを敷いて食材を切ったり、湯せんが可能なポリ袋を使ったりして、調理器具が汚れない方法を取り入れた。
 宇治市職員を招いた試食会を1月中旬に行った。細かくちぎった備蓄用のパンと液体ミルクをポリ袋に入れて湯せんする「ミルクパンがゆ」や、マカロニと牛乳、ミックスベジタブルをポリ袋で温める「マカロニのクリーム煮」など10品が紹介された。
 平居若菜さん(20)は「冷蔵庫にある食材で手軽に作れるメニューを意識した。災害が起きたときの参考にしてほしい」と話した。
 ゼミ生は今後、詳細なレシピを市に提出する。市は、非常時に役立つ食材の保存方法などを盛り込んだレシピ集を2020年度に作成する。