明智光秀の連歌が記された文書(亀岡市古世町・市文化資料館)

明智光秀の連歌が記された文書(亀岡市古世町・市文化資料館)

拡張現実(AR)技術を生かし、展示解説する明智光秀のキャラクター。スマートフォン画面で見ることができる

拡張現実(AR)技術を生かし、展示解説する明智光秀のキャラクター。スマートフォン画面で見ることができる

 明智光秀の足跡を書状でたどる特別展「明智光秀と戦国丹波 丹波進攻前夜」が25日、亀岡市文化資料館(京都府亀岡市古世町)で始まる。本能寺の変後、戦国武将の動向を記した書状や、ライバル豊臣秀吉との連署状といった史料に加え、医学や連歌に精通した光秀の一面も知ることができる。

 光秀を主人公とする大河ドラマの放映を機に、丹波と光秀をPRしようと同館が企画した。
 本能寺の変関連では、織田信長の家臣柴田勝家の書状を展示。光秀を「言語道断」と批判し、討伐のために近江(滋賀県)へ向かう意思が記されている。実際、光秀は天王山(京都府大山崎町)で秀吉に討たれ、同館は「勝家が出遅れた事情がうかがえる」という。本能寺跡(京都市)から出土した瓦も並ぶ。
 光秀と秀吉らが連署した書状も紹介。領地争いの解決や役務の免除などを記した重要書類で、後に天下を争う2人が信長に重用されていたことも分かる。宇佐山城(大津市)城主時代の光秀の書状では、味方に転じた和田氏宛てに「涙を流すほどうれしかった」と記しており、人柄をしのぶことができる。
 また、光秀が朝倉氏家臣に伝授した、刀の切り傷の対処法「金瘡(きんそう)秘伝集」や、光秀の連歌を記した書面も飾り、教養人としての光秀をアピールしている。
 会場では、拡張現実(AR)の技術を使い、アプリを起動させたスマートフォンを向けると、明智光秀のキャラクターが解説する展示物もある。
 特別展は3月8日まで。午前9時~午後5時。大人400円、小中学生200円。