雪灯廊が始まり、ライトアップされたかやぶきの里(南丹市美山町北)

雪灯廊が始まり、ライトアップされたかやぶきの里(南丹市美山町北)

 京都府南丹市美山町北のかやぶき集落をライトアップする「美山かやぶきの里 雪灯廊(とうろう)」が25日、始まった。今年は暖冬で積雪がないものの、ライトアップに工夫を凝らし、山里は幻想的な光で包まれた。

 雪灯廊は雪を固めた灯籠(とうろう)を並べる恒例行事で16回目。例年は期間中、雪景色を求めて台湾などの外国人を中心に約1万6千人が訪れるが、今年はかやぶきの里では積雪が一度もないという。
 そのため、北村かやぶきの里保存会や知井振興会などでつくる実行委員会は雪灯籠の代わりに、灯籠や電灯約300個を用意して集落の道路を彩った。かやぶきの民家も例年より多い23棟をライトアップ。発光ダイオード(LED)が内蔵された風船を来訪者に販売し、集落内を歩いてもらった。
 日没後、かやぶき屋根が光で浮かび上がり、観光客は光の演出に見入り、カメラに収めていた。シカ肉を使った料理などの屋台も並んで、にぎわった。
 
 雪灯廊は2月1日まで。奥本浩二実行委員長(58)は「雪のない分、楽しんでいただけるよう工夫した。日程の後半には雪が降ってほしい」と願った。