リコー―ヤマハ発動機 前半18分、先制トライを決めるヤマハ発動機のヘル(たけびしスタジアム京都)

リコー―ヤマハ発動機 前半18分、先制トライを決めるヤマハ発動機のヘル(たけびしスタジアム京都)

 ラグビーのトップリーグ第3節第1日は25日、たけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)などで6試合が行われ、ヤマハ発動機が38-0でリコーに完勝して2勝1敗とした。
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 ヤマハ発動機が前半に奪った3トライはいずれも、昨秋のワールドカップ(W杯)で世界を沸かせた選手だった。先制トライは日本代表ロックのヘル。相手ゴール前でSH矢富勇(京都成章高-早大出)から絶妙なパスを受けてインゴールに飛び込んだ。

 2本目もヘル。相手陣で味方からのキックパスをキャッチし、そのまま独走した。さらに南アフリカ代表としてW杯優勝に貢献したフランカーのスミスが、ラックから出たパスを受けて豪快な突破を披露。3試合連続トライで試合の流れを決定づけ、「相手はあまり関係ない。自分たちのゲームプラン通り」とさらりと言った。

 力強い味方の活躍について、自身も過去にW杯を経験した矢富勇は「大事な場面でトライを取れる選手たち。チームにとってもプラスになる」と喜ぶ。代表選手が高い実力を発揮できるのは、声を掛け合う15人の連係が優れているから。矢富勇は「(先制したヘルとも)コミュニケーションが取れていた。球際でしっかりプレーできた」とうなずいた。

 日本を熱狂させたW杯後、京都でトップリーグの試合が行われるのは初めて。開門を待つファンの行列ができ、4360人が熱戦を見つめた。日本代表のチームソング「ビクトリーロード」の歌詞を考案したプロップ山本(八幡工高-近大出)は「ラグビーの盛り上がりをうれしく思っている。人気がより増すために僕たちができることはいいプレーをすること。頑張っていきたい」とファンへの感謝を決意に込めた。

 ヤマハ発動機・大戸主将(立命大出)「多くの方に応援に来てもらいうれしい。前半は風下だったが、いいアタックができた。耐えながら自分たちのペースに持っていけた」