府営水道の供給を受ける各自治体の代表と西脇知事の懇談会(京都市上京区・府庁)

府営水道の供給を受ける各自治体の代表と西脇知事の懇談会(京都市上京区・府庁)

 京都府南部の10市町に水道用水を供給する府営水道の料金改定について、府は27日、2020年度から2年間の経過措置を設け、22年度に3水系の料金を統一する改定案を発表した。府の経営審議会の答申では20年度からの統一を求めていたが、大幅値上げとなる宇治系の市町から出ていた負担軽減の要望を反映した。府は関連条例の改正案を府議会2月定例会に提案する。

 府の改定案では、水系で異なる「建設負担料金」に経過措置を適用する。宇治系は19、20年度は現行料金(1立方メートル当たり44円)を維持し、21年度に6円、22年度に5円を段階的に上乗せする。木津・乙訓系も19年度は現行の66円とし、20~21年度に9円、22年度に2円をそれぞれ引き下げる。宇治系の値上げまでの収入不足は府営水道会計の資金残高などで賄う。
 府はこの日、京都市上京区の府庁で10市町の市町長らに改定案を提示。宇治系からは負担軽減措置に謝意が示され、木津・乙訓系からは答申通りの改定を求める声も出た。西脇隆俊知事は「われわれも努力を重ねるので、ご協力をお願いしたい」と述べた。
 府営水道は、宇治系(宇治、城陽、八幡各市と久御山町)、木津系(京田辺、木津川両市と精華町)、乙訓系(向日、長岡京両市と大山崎町)の3水系。料金は、使用水量に応じて払う使用料金と固定費に当たる建設負担料金で構成する。経営改善に向けて審議会は昨年末、建設負担料金を55円に統一し、使用料金を20円から28円に引き上げる答申をまとめていた。