サインをした45センチ屈折望遠鏡の前で記念撮影するブライアン・メイさん(中央)=27日午後7時4分、京都市山科区・京都大理学研究科付属花山天文台

サインをした45センチ屈折望遠鏡の前で記念撮影するブライアン・メイさん(中央)=27日午後7時4分、京都市山科区・京都大理学研究科付属花山天文台

 英ロックバンド「クイーン」のギタリストで天体物理学者のブライアン・メイさんが27日、京都市山科区の京都大理学研究科付属花山天文台を訪問した。90年の歴史がありながら資金難で存続が危ぶまれる同天文台。メイさんは応援を約束し、本館の45センチ屈折望遠鏡の架台にサインと共に「FOREVER(永久に)」とメッセージを寄せた。

 同天文台の存続に取り組む前台長の柴田一成教授が昨年9月ごろから来訪を打診。メイさんはライブツアーのため来日中で、この日はプライベートで訪れ、本館や別館を見て回った。

 見学後、取材に応じたメイさんは自身の研究分野と同じ太陽系の研究に多大な貢献をしてきた同天文台について「素晴らしい建物、内容だ」と話した。また曲作りなどで宇宙から多くの示唆を受けたと述べ「その感覚を今の子どもにも持ってほしい」と期待した。

 同天文台が老朽化や国立大の予算削減などで活動が困難になっていることに触れ「若い世代や子どものために残すべきだ。宇宙を経験できるこの天文台のため、私もサポートしたい」と力を込めた。