日本電産のトラクションモーターを採用した広汽新能源汽車の電気自動車「Aion S」

日本電産のトラクションモーターを採用した広汽新能源汽車の電気自動車「Aion S」

 日本電産は10日、電気自動車(EV)の駆動を担う中核部品のトラクションモーターシステムが、中国の自動車大手、広州汽車グループの子会社が生産する新型EVに採用されたと発表した。量産車への搭載は初となる。

 車種は、11月に中国で開かれた自動車展示会「広州国際モーターショー」で広汽新能源汽車が発表したセダンタイプの量産EV「Aion S」。フル充電で走行できる航続距離は500キロで、来年中に発売する。

 日本電産は、モーターと電力変換器のインバーター、ギアを一体化し、小型化と軽量化を実現。中国浙江省の工業団地に専用の生産工場を建設中で、同5月に量産を始める。今後、搭載車を増やし、EV向けトラクションモーターの売上高を2023年3月期に1千億円、26年3月期に2千億円に伸ばす目標だ。