移設された「清水道」バス停の北行き乗り場。待合スペースが広がり、混雑が緩和された(京都市東山区)

移設された「清水道」バス停の北行き乗り場。待合スペースが広がり、混雑が緩和された(京都市東山区)

移設後も屋根などが残る旧清水道バス停。乗降客が狭い歩道にあふれ、問題になっていた

移設後も屋根などが残る旧清水道バス停。乗降客が狭い歩道にあふれ、問題になっていた

 バスを待つ人が歩道をふさぎ、問題になっていた京都市バスの清水道停留所(東山区)について、市と市交通局はこのほど、北行きの乗り場を160メートル南にある東山区役所前に移設した。庁舎前の空間と一体化して整備し、待合場所の面積が約2倍に広がった。

 同バス停は東大路通に面し、八坂の塔や三年坂、清水寺など、東山観光へ向かう玄関口の一つ。北行き乗り場には、主に京都駅方面から四条河原町、銀閣寺などに向かうバスが発着する。近年は海外からの旅行者の急増もあって、大勢の利用者が狭い歩道(幅約2・5メートル)や沿道の銀行入口にあふれ、歩行者の通行に支障が出ていた。
 昨年12月下旬から運用を始めた新たな停留所は、区役所の敷地のうち、歩道からセットバック(後退)した空間を活用。歩道部分もあわせ、車道からの奥行きは最大約5メートル超に広がった。来庁者のための屋根も整備されていて、雨もしのげ、ベンチとバスの接近が表示されるモニターも設置した。
 移設にあたっては、行政や住民でつくる「東大路通歩行空間創出推進会議」で議論。2016年の紅葉シーズンに移設の社会実験を行って、交通への影響を見極めるなど、準備を進めてきた。
 同会議事務局の市歩くまち京都推進室は「移設の影響を見定めながら、より歩きやすい東大路通をつくっていきたい」としている。