繁華街で京都市長選をPRする市明るい選挙推進協議会の委員ら。舞妓やイメージキャラクター「めいすいくん」も登場した(25日、京都市下京区)

繁華街で京都市長選をPRする市明るい選挙推進協議会の委員ら。舞妓やイメージキャラクター「めいすいくん」も登場した(25日、京都市下京区)

京都市長選の投票率推移

京都市長選の投票率推移

(左から)門川氏、村山氏、福山氏

(左から)門川氏、村山氏、福山氏

 京都市長選の投開票が2月2日に迫る中、現職門川大作候補(69)、新人村山祥栄候補(41)、新人福山和人候補(58)の各選挙事務所が投票率の行方に気をもんでいる。激戦となった2008年以来の3極対決となり、各選対は情勢に神経をとがらせながら、投票率アップに向けて試行錯誤している。

 京都市長選の投票率は、保守と革新が激突した1971年の59・0%が最高だ。最も低かったのは79年の16・13%。3期目の現職に自民党や共産党など6党が相乗りし、しらけムードが広がった。近年は4回連続で下落し、4年前の前回選は35・68%と平成で最も低かった。
 今回は、過去2回続いた「国政与野党相乗り対共産」という事実上の一騎打ちから一転、3極対決の構図となり、各選対では投票率も上がるとの見方が強かった。期日前投票は前回比3割程度多く推移しているが、各選対から「盛り上がりに欠ける」との声が出ている。
 門川候補の事務所は「思った以上に盛り上がっていない。35%を下回れば、組織力が強い福山候補が有利になる」と危機感を募らせる。「40%」を目標に期日前投票を支持者に促し、実際に投票したかを確認する徹底ぶりだ。
 村山候補の事務所も「下がりはしないだろうが、微増にとどまるのでは」とみる。告示前に著書を出版し「観光公害」の争点化を図ったが、「観光は注目を集めるが、不祥事ほどの爆発力はなかった」と分析。目標は「37%」で、無党派層への浸透を図る。
 一方、福山候補の事務所は「主要3候補の争いで前回より上がるのでは」と予想する。しかし、微増にとどまれば知名度や組織力で勝る門川候補に「力負けする」とみて、無党派層への働きかけを強め、SNSで期日前投票の利用も促す。
 ポスター約1万4千枚、ティッシュ約10万個、人員延べ約500人、しめて約4千万円―。市選挙管理委員会が今回の市長選の宣伝に費やすモノ、ヒト、カネの合計だ。市選管事務局の担当者は「京都市の将来を決める重要な選挙。投票率の低下傾向を食い止めたい」と話している。