左サイド深くに切り込み、李の2点目をアシストした野田(右、沖縄県八重瀬町・東風平運動公園サッカー場)

左サイド深くに切り込み、李の2点目をアシストした野田(右、沖縄県八重瀬町・東風平運動公園サッカー場)

 J2京都サンガFCは29日、沖縄県八重瀬町の東風平運動公園サッカー場で今季初の練習試合を行った。ブラジルのコリンチャンスU-23戦は主力組が出場し、3-0で快勝した。

 新加入の李が後半3分にPKで先制し、6分にも2点目を決めた。36分に途中出場した2年目の中野が追加点を挙げた。前半は3-4-3、後半は4-1-4-1の布陣だった。
 若手主体で臨んだ沖縄SV(九州リーグ)戦は、30分×2本で実施。後半にミスから失点し、0-1で敗れた。

■中盤多彩、連動上々「個」の特長アピール

 攻撃的なサッカーを目指す新生サンガ。中盤には多彩な顔ぶれがそろい、選手たちのアピールが続く。コリンチャンスU-23戦の後半では、好連係の一端が垣間見えた。

 4-1-4-1で臨んだ後半。1トップの李の下に、右から荒木、中川、野田、ジュニーニョを並べた。中盤の底に入った庄司がパスを散らし、「ワイドに張って中盤にスペースを空けることを意識した」という荒木が右サイドを制圧。中央で中川と野田が何度もボールを受け、連動性が高まった。

 中川はドリブル突破でPKを奪取。野田は、ジュニーニョのパスに抜けだして李のゴールをアシストした。その後は次々と選手を入れ替えたが、野田に代わった曽根田がワンタッチパスでリズムをつくれば、右サイドに入った中野も利き足の左足でゴール。横浜Mから移籍した中川は「まだ個々の特長をつかんでいる段階だが、距離感が良かった」と振り返った。

 前半は対照的で、ウタカと李、野田の新加入選手で形成した3トップと、石櫃、モッタ、庄司、黒木の残留組でつくる2列目との距離が遠く、迫力不足に。初陣を指揮した実好監督は「チームとしてどうポジションをとり、どうボールと関わるかという方向性は伝えてある。ここからコンビネーションと質を上げていきたい」と話した。