練習の拠点を東京に移し「京都では走ったり、筋トレぐらい」と話す寺地拳四朗(京都市中京区・京都新聞社)

練習の拠点を東京に移し「京都では走ったり、筋トレぐらい」と話す寺地拳四朗(京都市中京区・京都新聞社)

 世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級で7度目の防衛に成功したチャンピオンの寺地拳四朗(BMB、京都府城陽市出身)がこのほど、京都新聞社のインタビューに応じた。王座獲得から約2年半。絶妙な距離感を操り「打たせずに打つ」スタイルは完成の域に達しつつある。具志堅用高さんが持つ13連続防衛の日本記録を狙う28歳の王者に、手応えや課題を聞いた。

 -日本の現役世界王者では最多のV7。13連続防衛という記録挑戦のイメージは。
 「年間3試合できたとして今年でV10、来年でV13。その次に超える感じです。10回になればだいぶ注目されると思う」
 -昨年末の防衛戦は序盤、珍しくパンチをもらう場面があった。すぐに遅かったペースを修正し、4回TKOの完勝につなげた。
 「加藤トレーナー(三迫ジム)の指示通りに動けた。相性は良くなっている。言われたとおりに動けば勝てる。戦い方、勝ち方が分かってきた。自分のスタイルができてきたかな」
 -課題は何か。
 「相手のまぐれパンチが怖いぐらいで、普通にやれば勝てると思っている。全体的にレベルを上げていきたい。(究極的には)負けないボクシングというか、パンチをひたすらもらわなくしたい気持ちはある」
 -強い挑戦者との試合を望んでいる。具体的には。
 「基本的には誰でもいい。前回対戦が決まっていたフェリックス・アルバラード(IBF王者)とはやりたいですね。試合が流れちゃったんで。他のチャンピオンも含めて普段から映像は全く見ない」
 -年始は海外旅行で疲れを癒やしたそうだが、世界王者として交友関係も広がっているのでは。
 「友達とベトナムに行ってリフレッシュできた。ホテルがめっちゃ良くて。カエルも食べました。交友関係はあまり変わらないですよ。有名人に会うと単純にうれしい。ミーハーみたいなものです」
 -改めて今年の目標を聞かせてください。
 「勝てばいい。王者の誇りとかはないけど、とりあえず負けたくない。その気持ちは強くなりました」