任天堂本社(京都市南区)

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 任天堂が30日発表した2019年4~12月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比19・5%増の2629億円だった。年末商戦で主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」と新作ソフトが好調で、20年3月期の「スイッチ」シリーズの世界販売目標を従来計画から150万台上積みし、1950万台に引き上げた。

 昨年9月に発売した携帯専用機「ニンテンドースイッチ ライト」も累計販売が500万台を突破。ライトを含むスイッチの累計販売は発売開始から5248万台に達し、2年10カ月で5千万台を突破した。

 昨年11月発売の「ポケットモンスター ソード・シールド」は、2カ月で計1606万本を売る大ヒットでソフトも貢献。他の新作ソフトも好調で、スイッチ本体の販売の勢いを下支えした。

 円高で為替差損80億円を計上したが、スイッチの販売拡大で影響を吸収。好調な年末商戦と、ダウンロード専用ソフトなど利益率の高いデジタル部門の伸長を受け、昨年4月に発表した20年3月期の連結業績予想を上方修正。営業利益は2600億円から3千億円(前期比20・1%増)、純利益は1800億円から2100億円(8・2%増)にそれぞれ引き上げた。年配当予想も見直し、1株760円から890円(前期は810円)とする方針。

 昨年末には中国のIT大手、騰訊控股(テンセント)と組んで中国でスイッチを発売したが、大阪市で記者会見した古川俊太郎社長は「まだビジネスを始めたばかりで、規模は大きくない」と説明。「今年もスイッチとライトの2機種を前面に押し出して販売の最大化を図る」とした。