日本の炭酸ミネラルウオーター発祥の地をアピールする「復刻版 京都笠置炭酸サイダー」(笠置町笠置・チャレンジショップ)

日本の炭酸ミネラルウオーター発祥の地をアピールする「復刻版 京都笠置炭酸サイダー」(笠置町笠置・チャレンジショップ)

 日本の炭酸ミネラルウオーター発祥の地とされるのが、京都府内最少人口の笠置町だ。歴史は明治にさかのぼる。1872(明治5)年、当時の上有市村で炭酸泉が発見され、府の勧業教育機関「京都舎密局(せいみきょく)」によって成分が調べられた。消化を助け、胃腸病に効くとされ、「山城炭酸泉」の名称で発売された。80(同13)年に掲載された新聞広告にも効能がうたわれている。

 国民的炭酸飲料「三ツ矢サイダー」の起源である炭酸水「平野水」が売り出されたのが84(同17)年であるから、それより歴史は古いことになる。
 源泉は今も存在するものの、残念ながらくみ上げは困難。せめて発祥の地をアピールしようと笠置まちづくり会社が昨年、当時のラベルを再現した「復刻版 京都笠置炭酸サイダー」(250円)を発売した。これまでに2千本を販売する売れ行きで、同社は「笠置の歴史的経緯を地域活性化につなげていきたい」と力を込める。