気候変動の影響への適応策を探ったシンポジウム(大津市島の関・市民会館)

気候変動の影響への適応策を探ったシンポジウム(大津市島の関・市民会館)

 地球温暖化が原因とみられる自然災害や農作物への影響に適応する方策を考えるシンポジウムがこのほど、滋賀県大津市島の関の市民会館であった。気象予報士や京都・滋賀の研究者ら10人が登壇し、市民が身を守るために必要なことなどをアドバイスした。

 気象予報士の菊池真以さんは将来予測に基づく2100年の天気予報で、温暖化対策が講じられなかった場合には大津の最高気温が42度に上昇すると指摘。異常気象の影響で豪雨が増え、台風も巨大化するとの見通しを話した。
 大雨に備えた適応策として「自分の身の回りの危険によって注目すべき気象情報が異なるので、ハザードマップで確認してほしい」とし、土砂なら土砂災害警戒情報、河川なら氾濫危険情報が避難の目安になると説明した。
 防災や農業を専門とする大学教授らは、県内1次産業への波及が大きく、とりわけ水稲の収量や品質の低下が懸念されるとした。
 シンポは県が主催し、約90人が来場した。