京都から新しい音楽を発信しようと、関西TSUTAYAや京都新聞などが開く無料ライブ「京音―KYOTO―vol.13」が30日夜、京都市下京区のライブハウスKYOTO MUSEで開かれ、それぞれ個性の光る4組が登場した。

YUNOWA

 「YUNOWA」は、水野翔太さん(ボーカル、ギター)島村一輝さん(ドラムス)福森晃平さん(ベース)のスリーピースバンド。同級生などの縁で2018年12月ごろから活動を始めた。ジャズやR&Bなどさまざまな要素を取り入れた音楽を目指し、「3人なので音数は少なくなるが、音色にはこだわりたい」と話す。これまで4曲をネットで配信している。

 この日は「今はあえて」など配信曲を中心に、新曲も演奏した。時に激しく、時に軽快に音の表情を変えながら観客を楽しませた。

nim

 2組目は「nim」。nongさん(ドラムス)Koichiさん(ボーカル)らが2006年に結成。そのライブに「衝撃を受けた」という20代のHisanaさん(ギター)Melさん(ベース)を迎え、現在のメンバー構成になった。特徴は「美しいメロディーと爆音」。子どもの頃に親しんだ音楽と、思春期に出会ったロックを融合させた独自の音楽をつくりだす。地元京都の音楽を盛り上げ、次代に伝えるのが願いだ。

 ライブでは、昨年リリースした「Dreamy」から2時間前に完成したばかりという新曲まで、心を揺さぶるようなメロディーを激しく体を揺らしてステージで展開した。

TheFax

 次は女性2人、男性1人の「The Fax」。学生時代にバンドを結成したカニオさん(ボーカル、ギター)みなみオンジアーズさん(ドラムス)に、タクミさん(ベース)が加わり、18年から本格的にスタートした。「とにかく楽しい音楽をつくろう」と、昨年11月にミニアルバム「GOLD MATE」を配信限定でリリース。京都のほか東京や大阪でもライブを開く予定だ。ステージでは「cool me」など疾走感のある音楽を一気に奏でた。

theMcFaddin

 ラストは「the McFaddin」。片平泰斗さん(ギター)前田圭昭さん(ギター、シンセサイザー)山田涼生さん(ボーカル)安東悠羽さん(ドラムス)松永雅之さん(ベース)の5人。全員が20代前半で大学進学などを機に18年から京都で活動を始めた。ロックとポップス、時に相反する両方の要素を取り入れ「矛盾を抱えた音楽を目指す」という。今年1月にオールナイトイベントも開いた。年4回の予定で新しいカルチャーも発信したいという。

 映像を取り入れたステージはこれまでと一変。昨年出したアルバム「Rosy」を中心に迫力のある演奏で耳に馴染(なじ)む心地よいメロディーを響かせ、客席を盛り上げた。