ナイルの献花台に花を手向ける親子(京都市左京区・市動物園)

ナイルの献花台に花を手向ける親子(京都市左京区・市動物園)

 京都市動物園(左京区)で飼育されていた国内最高齢の雄ライオン「ナイル」が死んで一夜が明けた1日、同園にはファンらが次々と訪れ、飼育展示室前に設けられた献花台に花をささげるなどして別れを惜しんだ。

 この日は午前9時の開園直後から、ナイルの死を知った来場者が飼育展示室に向かい、ガラスに張られた写真を眺めながら手を合わせていた。献花台には「今までがんばって生きてくれてありがとう」というメッセージが添えられた花束などが並んだ。
 ナイルが園に来た頃から知っているという南区の女性(73)は、「優しいところがあって癒やしの存在だった。食欲が減ってからは心配で、ほぼ毎日様子を見に来ていた」と涙を浮かべ、死を悼んだ。
 西京区の会社員の男性(31)は、「迫力ある雄たけびが魅力で、雌ライオンのクリスとの仲むつまじい姿が印象に残っている」と生前をしのんだ。
 ナイルは、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドから3歳で来園。国内で最高齢の25歳10カ月、飼育期間も最長の22年6カ月と記録を更新中だった。