農水省の地産地消等優良活動表彰で、近畿農政局長賞を受賞した「舞鶴湾かき小屋 美味星」(舞鶴市下安久)

農水省の地産地消等優良活動表彰で、近畿農政局長賞を受賞した「舞鶴湾かき小屋 美味星」(舞鶴市下安久)

 京都府舞鶴市の漁業者らが運営する「舞鶴湾かき小屋 美味星(おいすたぁ)」(同市下安久)がこのほど、農林水産省の地産地消等優良活動表彰で近畿農政局長賞に決まった。舞鶴市内での受賞は初めてで、漁業経営の多角化に取り組んだ点が評価された。

 同表彰は、創意工夫を凝らした地産地消や、国産農林水産物・食品の消費拡大を目的に、2005年度から実施されている。本年度は、近畿農政局管内で9件の応募があり、美味星を含め4件が同賞に選ばれた。

 美味星は、山に囲まれ栄養豊富な舞鶴湾で育つ天然マガキを知ってもらおうと、2014年に冬季限定のかき小屋としてオープン。15年からは夏季営業も始め、育成イワガキや丹後とり貝、サザエやイカなど新鮮な魚介類を炭焼きの海鮮バーベキューとして提供し、近畿圏を中心に冬、夏合わせて年間約7千人が訪れている。

 あまり活用されていなかった天然マガキを使い、消費者ニーズを把握し、顧客目線でサービスを提供することで、漁業者の所得向上を図っている点が評価された。

 濱内喜久男代表は「蒸しがきをその場でむいて提供するなど、丁寧なサービスが喜ばれている。舞鶴のマガキの知名度はまだまだなので、今後も工夫して高めたい」としている。