亀岡市役所

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 京都府亀岡市は4日、3月議会に提案する全国初の「罰則付き」プラスチック製レジ袋提供禁止条例案を公表した。事業者にプラ製袋の配布を全面禁止する内容で、施行は8月1日。違反店舗を公表する罰則については、周知期間を十分とる必要があるとして、適用は来年4月1日に延期した。

■商議所提言で一部修正

 条例案を審議してきた商業関係者、市民団体などでつくる協議会に提示した。条例案は、保津川の景観、環境保全が主な目的。2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロを実現する第一歩として、7月に予定する国のレジ袋有料化よりも厳しく、国内では例のない規制に踏み切る。
 対象は小売店やコンビニ、露天商を含む市内の全事業者。プラ製レジ袋は有償でも客への提供を禁止し、紙を含む生分解性の袋も無料配布を禁じる。市による立ち入り調査権を盛り込み、違反店舗には是正勧告を行って、従わない場合は、事業者名、代表者氏名、所在地を公表する。違反のレジ袋を受け取った客に罰則はない。
 市は昨年9月に素案を公表した後、亀岡商工会議所の提言などを踏まえ、条文を一部修正した。罰則適用を8月1日から来年4月1日へ延期し、公表に際しては、慎重に判断するため、有識者で構成する第三者の審査会で調査、審議することを新たに加えた。
 市は今月21日に開会する3月議会に条例案を提案する。条例案を審議する環境厚生常任委員会は商業団体と意見交換を開く方針で、全国初の規制の是非は今後、市議会の判断に委ねられることになる。