三崎氏の後援会の総会を巡る金の流れ(2016~18年)

三崎氏の後援会の総会を巡る金の流れ(2016~18年)

「みさき政直後援会」の2016年分の政治資金収支報告書。この年は全収入98万4千円のうち、8割を超える82万円を三崎氏が寄付している(画像の一部を加工しています)

「みさき政直後援会」の2016年分の政治資金収支報告書。この年は全収入98万4千円のうち、8割を超える82万円を三崎氏が寄付している(画像の一部を加工しています)

 京都府京丹後市の三崎政直市長の後援会が、支援者が出席した飲食を伴う催しの参加費の一部を負担していた問題で、後援会の収入は多くが三崎氏自身による寄付で占められていたことが6日、京都新聞社の取材で分かった。後援会を迂回(うかい)するかたちで三崎氏が参加者に飲食の一部を提供していたことになり、専門家は、政治家による有権者への利益供与を禁じた公選法に違反する可能性があると指摘する。

 三崎氏の後援団体「みさき政直後援会」の政治資金収支報告書によると、後援会の収入は市長選があった2016年は98万4千円で、三崎氏が83%に当たる82万円を寄付した。17年は全収入52万5千円の57%となる30万円、18年は57万円の44%となる25万5千円を寄付した。後援会の各年の収入はいずれの年も、飲食を伴う催しに支援者が支払った参加費分を除くと、全額が三崎氏の寄付で占められていた。
 三崎氏は「把握していなかったが、結果的にこのようなことになってしまった。私がもっとしっかりとすべきだった」と話している。後援会の幹部は「その年の事業について市長に話し、寄付をしてもらっている」と説明している。
 政治資金や公選法の問題に詳しい上脇博之・神戸学院大教授は「後援会が間に入っているかたちだが、事実上は三崎氏が直接、赤字分の金を払って穴埋めしているのと変わらない。政治家が有権者に利益供与することは公選法に違反する」と指摘している。
 後援会は16~18年の3年間で、総会の飲食費など約80万円分の赤字を肩代わりしていたことが分かっている。後援会幹部は、この問題で三崎氏が近く会見を開いて説明するとしている。