タカラバイオの研究施設(草津市)

タカラバイオの研究施設(草津市)

 タカラバイオ(滋賀県草津市)は新型コロナウイルスの検査試薬の生産を、従来の50倍にあたる週25万検体分に大幅に増やしている。生産工場がある中国・大連市から緊急要請を受け、春節休業中も100人体制で生産を続けている。

 同社はコロナウイルスの検査に用いる遺伝子関連試薬でアジア最大手。武漢など中国10都市の検査キットメーカー30社に提供している。試薬製造の子会社、宝生物工程(大連市)が安定供給の打診を受けた。
 新型コロナウイルスの検査は、一般的に微量の遺伝子を増幅させてウイルスを確認する「PCR検査」が用いられる。同社はこの技術をライセンス契約で、アジアで最初に導入した。昨年12月、中国の研究グループが新型コロナウイルスの検査方法を初めて発表した際は、同社の試薬が使われている。