遺族や被害者への義援金の配分割合を話し合う委員ら(京都市上京区)

遺族や被害者への義援金の配分割合を話し合う委員ら(京都市上京区)

 京都府は7日、京都アニメーション放火殺人事件の義援金配分委員会の第2回会議を京都市上京区のホテルで開いた。義援金の配分対象について、事件の死傷者69人のほか、現場の第1スタジオから逃げて無事だった1人も含める方針を決めた。

 会議は冒頭を除き非公開だった。府によると、配分対象者と計算方法の2点を協議した。対象者については、委員から「結果的な負傷の有無で対象を線引きすべきではない」といった意見が出され、無傷の1人を含めた計70人とした。計算方法は、府から複数の基準を例示したが、決定には至らなかったという。
 配分委は昨年11月の初会合で負傷の程度や家族構成など個別の事情に応じ、配分割合を決めることを確認した。府は京アニを通して遺族と負傷者に家族構成などを問う調査票を送り、今年1月までに69人全員から返信があったという。現在はそれぞれの主治医に治療内容などを照会中で、新たに配分対象となった1人にも今後、調査票を送る。
 第3回は70人全員の情報が集まり次第、開催予定。義援金総額は約33億4130万円。