7日に交通事故が発生した交差点。昨年12月の信号機撤去後、道路のカラー舗装などが施された(野洲市吉川)

7日に交通事故が発生した交差点。昨年12月の信号機撤去後、道路のカラー舗装などが施された(野洲市吉川)

 滋賀県野洲市吉川の交差点で7日午前10時半ごろ、軽トラック同士が出合い頭に衝突し、近くの男性(77)が意識不明の重体となった。同交差点は昨年12月、滋賀県警が「円滑な交通」を理由に一灯式信号機を撤去してから間もなく、県警は「より安全な対策を進めたい」としている。

 守山署によると、現場は車線のない市道交差点で見通しは良い。男性は規制のない道路を、相手の軽トラックは一時停止規制がある道路を走行していたという。
 もともと一時停止規制の赤色と黄色の点滅信号機が設けられていたが、県警は昨年12月25日に撤去。同署の伊吹貴也交通課長は「明るい道路舗装や停止線にライトを設置するなど、一時停止規制を目立つようにした」と強調する一方、今回の事故を受け「地域住民の不安も理解できる。取り締まりの強化や、市とも協議して新たな看板設置などを検討したい」と話した。
 県警は2017年度から、維持・新設費の削減や円滑な交通のために必要性が低いと判断した信号機の撤去を進めている。これまでに地元自治会などと協議した上で県内で約70基を撤去し、代わりの安全対策を施しているという。県警交通規制課の村林一寿次席は「今後も必要性をしっかり検討した上で、撤去を進める方針は変わらない。今回の事故に関しては原因を調査し、有効な取り締まりや対策を行いたい」とした。