滋賀県高島市民12人が、住民監査請求した際の個人情報を無断で市議に開示したのはプライバシー侵害だと市を訴え、認められた訴訟で、市民側は13日、市から訴訟費用の請求を受けたことを明らかにし、「行政が住民に訴訟費用を請求するのは極めてまれだ。反省が全く感じられない」として抗議すると発表した。

 訴訟では、大津地裁が今年2月に侵害を認め、市に原告1人当たり6千円の支払いを命じる判決を出した。訴訟費用は原告側が同4080円を負担するとされ、11月2日に支払いを求める申立書が届いたという。

 原告の市民や弁護士が13日に大津市内で記者会見し、費用の請求は適法とした上で「住民対行政の訴訟では、住民が負けた場合でも費用を請求するのは異例だ」と主張。「住民訴訟をする気概がそがれ、間接的に裁判を受ける権利を阻害する」と抗議内容を説明した。訴訟費用は支払うという。

 高島市総務課は「判決に基づいて請求したと顧問弁護士から聞いている」としている。