サンガ-C大阪 前半26分、サンガの庄司が右足を振り抜いてゴールを決め、1-1の同点とする(サンガスタジアム京セラ)

サンガ-C大阪 前半26分、サンガの庄司が右足を振り抜いてゴールを決め、1-1の同点とする(サンガスタジアム京セラ)

 J2京都サンガFCは9日、今季からホームとなるサンガスタジアム京セラ(府立京都スタジアム)でJ1C大阪とプレシーズンマッチを行い、2-3で敗れた。
 サンガは3-4-3の布陣でスタートし、後半途中から4-3-3に変更した。0-1の前半26分に庄司がこぼれ球を豪快に蹴り込んで同点。後半に中央を崩されて2失点し、終了間際にウタカがゴールを挙げたが及ばなかった。

 雪が舞う中で行われた新スタジアムのこけら落とし。サンガは格上のC大阪から2ゴールを挙げた。ボール奪取から攻撃に移った時のスピードと厚みに迫力を見せた一方、相手が陣形を整えた時にパスで崩していく道筋は途上にある。開幕まで2週間。破壊力を増すため、新生サンガの連係の成熟が急がれる。
 前半26分。中川が相手GKにプレッシャーをかけてキックのコースを限定し、敵陣でボールを奪った。そこから人数をかけて攻め、ペナルティーエリア内でウタカとパス交換した庄司がこぼれ球をたたき込んだ。ボランチの庄司は「チャンスがあれば前に上がって行きたかった」。選手に強気のプレーを求めた実好監督も「ゴールに向かう動きがたくさん見えた」と評価した。
 やや物足りなかったのは、ボール保持者をサポートする連動面とアイデア。特に3バック時は、両翼のウイングバックにパスが渡っても、前線になかなかつながらない。3バックの一角でプレーした森脇は「(両翼の)飯田と黒木が孤立して攻撃に厚みが出なかった」と振り返る。90分間プレーし、終了間際のゴールで決定力の高さを示したウタカも「まだ選手同士がミックスして(試して)いる段階」と語る。
 J2ではボールを支配する時間が増えると想定される。守備ブロックを固めた相手を崩しきれるかが大きな鍵だ。後半途中から出場した曽根田は「後ろからの攻撃の組み立てを安定させ、ウタカの周りの選手がゴールを決めないといけない」と課題を口にした。