男湯で、バイオリンの演奏に耳を傾ける来場者たち(大津市栄町・容輝湯)

男湯で、バイオリンの演奏に耳を傾ける来場者たち(大津市栄町・容輝湯)

女湯の浴槽に入ってペイントを楽しむ子どもたち

女湯の浴槽に入ってペイントを楽しむ子どもたち

 地域住民と障害者が音楽や芸術を通して交流するイベント「音と在る日」が、大津市栄町の老舗銭湯「容輝(ようき)湯」であった。80年以上の歴史を持つレトロな空間の中で、訪れた家族連れらがプロミュージシャンらの演奏やアートイベントを楽しんだ。

 市内で障害者の生活介護事業所を運営するNPO法人「BRAH=art.(ブラフアート)」が11日に開き、事業所を利用する知的障害者らもスタッフとして参加した。ブラフアートは音楽を通じて障害者の可能性を引き出す新たな福祉事業所の創設を目指しており、住民同士の交流や障害者への理解を深めてもらおうと企画した。
 男湯スペースでは、京都を拠点に活動するバンドのギターとバイオリンによる演奏などが披露され、来場者が美しい旋律に耳を傾けた。女湯はペイントを楽しむエリアとして使われ、子どもたちがタイルの壁や鏡に思い思いの絵を描いた。地元出身で、容輝湯の女将藤内佑季奈さん(26)によるライブペイントもあった。
 長男(4)を連れて訪れた近くの女性(31)は「普段、子どもとお風呂に入り来ているが、いつもと違う空間になっていて新鮮。子どもも喜んでます」と笑顔を見せた。