亀岡市内を流れる保津川沿いに大量に漂着したごみを拾い集める市民(2019年6月撮影)

亀岡市内を流れる保津川沿いに大量に漂着したごみを拾い集める市民(2019年6月撮影)

 京都府亀岡市議会は12日、2月特別議会を開き、議員提案された「ポイ捨て禁止条例案」を全会一致で可決した。違反者に対して現行条例では氏名公表の罰則を、5万円以下の過料へ強化する。実際の罰則額は千円になる見通し。8月に施行し、罰則は来年4月から適用する。

 市は事業者にプラスチック製レジ袋の提供を全面禁止する全国初の条例制定を目指している。市民から「悪いのはレジ袋を渡す店ではなく、ごみの投棄者」との声が高まり、議会でポイ捨てへの罰則強化を検討してきた。

 条例では、ごみを投棄したり、ペットのふんを放置したりした人に対し、指導、勧告、命令を行い、従わなかった違反者から過料を徴収する。飲食物の自動販売機を設置する事業者には、回収容器を置くことを努力義務とした。
 
 また、毎年5月30日を清掃活動に取り組む「かめおか環境デー」に定めた。ほかの条文は現行の環境美化条例を踏襲し、同条例は廃止する。発議者の冨谷加都子環境厚生常任委員長は「プラスチックごみゼロを目指すため、不法投棄を抑制する」と提案理由を説明し、全議員が賛成した。
 
 そのほか、公共施設の指定管理者選定など11議案を可決した。