柿の贈り主に礼を述べた「明智光秀書状」(亀岡市提供)

柿の贈り主に礼を述べた「明智光秀書状」(亀岡市提供)

亀岡市内最古とされる「木造師子狛犬」(亀岡市提供)

亀岡市内最古とされる「木造師子狛犬」(亀岡市提供)

 京都府亀岡市文化財保護委員会(安藤信策会長)はこのほど、市内に伝わる戦国武将明智光秀の書状など4件を市文化財に指定するよう答申した。光秀が主人公の大河ドラマが放映中で、指定により市ゆかりの人物に関わる文化財の保護活用を目指す。

 答申されたのは、一般財団法人保津五苗(ごみょう)財団(保津町)所有の「明智光秀書状」、愛宕神社(千歳町)の「木造師子狛犬(こまいぬ)」2対、畑野町土ケ畑に伝わる行事「サンヤレ」の計4件。
 光秀書状は、織田信長の命で丹波入りした1575年以降のものとみられる。保津地域の村上紀伊入道に宛てた文書で、当時は高価な献上品であった柿を受け取ったことや、贈り物に対する礼が記されている。市文化資料館で今秋開催の特別展に展示する予定。
 木造師子狛犬2対はいずれも鎌倉時代に作られ、同神社本殿に安置されている。うち1対は顎ひげやたてがみに毛筋がなく、後に流行する力強い作風とは異なった表情をしている。市内最古の作品とみられる。
 サンヤレは愛宕信仰に由来する火祭りの一つ。毎年8月24日夕方から、地区の小中学生が集めたまきで大たいまつをたく。子どもの参加が少なくなる中、地元住民でつくる保存会が継承している。