滋賀県庁

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 校外学習中に昼食を気管に詰まらせた生徒が死亡した事案が発覚した滋賀県立の特別支援学校で、事案が起きた約10日前の昨年11月中旬、乳製品アレルギーがある別の児童が、給食で誤って配膳された乳製品入りパンを食べ、病院に救急搬送されていたことが13日、分かった。児童は数日で体調が回復したという。滋賀県教育委員会と同校は事案を公表していなかった。


 県教委によると、昨年11月18日の給食で、乳製品と卵がアレルギーの男子児童がパンを食べたところ、顔全体に発疹症状が出ておう吐した。連絡を受けて駆け付けた保護者が、症状を緩和させる薬を注射で投与したが容体は変わらず、病院に搬送された。児童は集中治療室で治療を受け、2日後に退院し、翌日から登校を再開したという。
 男子児童は通常、乳製品を除いたパンを食べるが、この日は調理員が誤って乳製品入りのパンを配膳し、担任教諭も目印のシールを見落としていたという。県教委保健体育課は「容体がさらに悪化せず、学校が示した対策に保護者が納得したので公表しなかった」とする。同校は再発防止のため、誤った配膳をしてないか点検する確認表を作ったという。
 また、同校で昨年10月中旬、在校生の氏名や住所、体の状況などが書かれたファイルを教諭が紛失したことも分かった。個人情報が使われるなどの被害は出ていないという。