朝鮮通信使の人形を前に目録をオ・テギュ総領事(右)に手渡す平井さん=滋賀県長浜市・雨森芳洲庵

朝鮮通信使の人形を前に目録をオ・テギュ総領事(右)に手渡す平井さん=滋賀県長浜市・雨森芳洲庵

 日韓親善に役立ててもらおうと、朝鮮通信使の行列を再現した手作り人形が14日、滋賀県長浜市高月町雨森の東アジア交流ハウス「雨森芳洲庵」から駐大阪韓国総領事館(大阪市)に贈られた。

 人形は紙粘土製で、同庵の前館長平井茂彦さん(74)が、絵巻物などを参考に約1年がかりで仕上げた。輿(こし)に乗る朝鮮の正使と副使、馬に乗って先導する雨森芳洲、武士など計100体で構成される。
 昨秋から同庵で展示してきたが、総領事館がリニューアルされるのを機に贈呈することにしたという。平井さんは同庵を訪れたオ・テギュ総領事に目録を手渡し、「多くの人に通信使の歴史を知ってもらい、両国の友好発展に役立てば」と話した。
 朝鮮通信使は朝鮮王朝が江戸幕府に派遣した外交使節で1607年から1811年まで計12回行われた。雨森出身とされる芳洲は対馬藩士として8回目と9回目に外交文書を作る真文役として随行した。