社会復帰に向けたメッセージを込め、歌を披露するペペの2人(京都市山科区・京都刑務所)

社会復帰に向けたメッセージを込め、歌を披露するペペの2人(京都市山科区・京都刑務所)

 全国の少年院や刑務所を巡り、歌を通じた更生支援に取り組む女性デュオ「Paix2(ペペ)」のコンサートが14日、京都市山科区の京都刑務所で開かれた。約860人の受刑者を前に、社会復帰に向けたメッセージを込めた曲を優しく歌い上げた。

 ペペは、Megumi(メグミ)さんとManami(マナミ)さんによるデュオ。2000年のデビュー以来、全国各地の矯正施設を訪問し、無償で歌を披露する「プリズンコンサート」を続ける。長年の活動から「受刑者のアイドル」とも呼ばれ、14年からは保護司も務める。

 受刑者手作りの看板が掲げられたステージに立った2人は、デビュー曲の「元気だせよ」や、さだまさしさん作の「いのちの理由」など10曲を披露した。演奏の合間には、受刑者の家族からの手紙を朗読し「自分の周りの幸せに気づき、生きていくことが本当の幸せだと思います」と語り掛けた。

 コンサート終了後、2人は「歌を通じて、受刑者が一歩前に進むきっかけになればうれしい。罪を悔いて出所する人たちにも目を向けてもらい、社会全体で犯罪防止について考えていきたい」と話した。