今年の出荷が始まった百済寺樽(滋賀県東近江市妹町・あいとうマーガレットステーション)

今年の出荷が始まった百済寺樽(滋賀県東近江市妹町・あいとうマーガレットステーション)

 滋賀県東近江市百済寺町の百済寺で中世まで造られて製法が途絶えた後、2018年に復活した日本酒「百済寺樽(たる)」の今年の出荷が、このほど始まった。同市妹町の道の駅「あいとうマーガレットステーション」では14日から新酒が並び、客が買い求めた。

 百済寺樽の製法は、1573年に同寺が織田信長に焼き打ちされた際に失われた。2017年、市地域おこし協力隊や地元住民らが地域活性化につなげようと、町内の酒米を使った復活プロジェクトを企画し、翌年から出荷を始めた。

 この日は、同道の駅の販売ブースに4合瓶と一升瓶が並び、午前9時の開店直後に買って帰る客もいた。製造元の喜多酒造は今年の仕上がりについて、「やわらかな甘みと軽快な酸味があり、さわやかな飲み口になった」と話す。

 4合瓶1250円、一升瓶2500円(いずれも税別)。県内の酒屋約20店舗でも販売している。問い合わせは喜多酒造0748(22)2505。