サンガスタジアム京セラのこけら落としマッチで、サンガにエールを送るC大阪サポータ-(2020年2月9日)

サンガスタジアム京セラのこけら落としマッチで、サンガにエールを送るC大阪サポータ-(2020年2月9日)

 サポーターの大声援に、心を揺さぶられた。J2京都サンガFCの新たな本拠地、京都府亀岡市の「サンガスタジアム京セラ」(府立京都スタジアム)で9日にあったJ1C大阪とのこけら落としマッチ。選手を後押しする声が反響し、場内を包み込む。一体感を生み出す、最高の「演出」だった。

 サンガサポーターは試合直前、肩を組み、一緒に跳ね、チャント(応援歌)の「飛び跳ねろ」を歌った。2016年、C大阪に挑んだJ1昇格プレーオフを思い出した。雨の中、アウェーで披露して強烈な印象を残し、選手を奮い立たせたあのチャント。この日、揃いのジャンプは大きなうねりとなり、地鳴りのように響いた。
 試合中も、バイスがタッチライン際で諦めずにスライディングしてボールを奪うと拍手喝采。ウタカの技ありのゴールには、間近でフラッグがはためく。宮吉は「一緒に戦っていると感じた」とうなずいた。
 サプライズもあった。試合後、C大阪サポーターが「祝 素晴らしいスタジアムと共に次はJ1で会いましょう」と書いた横断幕を掲げ、「京都サンガ」とコールした。サンガサポーターも呼応し「セレッソ大阪」と謝意を伝える。胸が熱くなった。
 サンガがようやく得た至高の空間。あるサポーターは「夢のようです」と語った。その言葉をゆっくりとかみしめている。