ゴール付近でラストスパートする京都大の山中教授(京都市左京区・平安神宮前)

ゴール付近でラストスパートする京都大の山中教授(京都市左京区・平安神宮前)

 小雨の降る中、約1万5千人が京都の街を駆け抜けた。沿道からの声援を受けたランナーには、昨年の台風19号で被災した福島県から支援への感謝を伝えるため参加した男性や京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授の姿もあり、それぞれの思いを胸に力を振り絞った。

 山中伸弥教授(57)は昨年に引き続いて自己ベスト更新し、3時間22分34秒の記録でゴールした。iPS細胞(人工多能性幹細胞)ができてから10年を越え、一部で研究支援のあり方を巡って議論も起きたが「負けるもんかという思いも込めて走りました」と語った。
 小雨で気温も低くなかったため「ランナーにとっては走りやすかった」と振り返り、「沿道で『山中先生頑張って』と声をかけられうれしかった」と頰を緩ませた。
 年齢を重ねる中での自己ベストの更新に「まだまだ伸びる手応えを感じています。もういいと言われるまで、マラソンには出続けたい」と力強く話した。