八木城の絵図や出土物が並ぶ展覧会(南丹市園部町・市立文化博物館)

八木城の絵図や出土物が並ぶ展覧会(南丹市園部町・市立文化博物館)

 丹波地域の城跡を紹介する展覧会「八木城と丹波の城跡」が京都府南丹市園部町の市立文化博物館で開かれている。明智光秀の丹波攻略の舞台となった丹波屈指の山城・八木城の歴史や構造のほか、周辺の城の出土物も紹介し、丹波の歴史に思いをはせることができる。

 八木城は守護代だった内藤氏の居城で、光秀によって落城したとされる。展示では江戸時代に模写された八木城の本丸や石垣が描かれた絵図や航空機によるレーザー測量による赤色立体地図を紹介。1キロ四方に城跡が広がり、絵図には詳細が分かっていない「金之間」の記載もある。
 戦国武将松永久秀の弟で内藤氏を継いだ宗勝の書状も初公開し、丹波攻略前に丹波地域を広く治めたことも紹介している。備前焼や信楽焼の陶片や、硯(すずり)など出土物も展示した。
 光秀が築いた亀山城(亀岡市)や福知山城から出土した陶器や瓦を並べたほか、山城の三ノ宮東城(京丹波町)、明治時代築城の園部城も紹介している。
 南丹市教育委員会の担当者は「丹波攻略前夜からの丹波の状況をお城を通して見つめ直してほしい」としている。3月29日まで。入場無料。
 2月29日は園部城跡、3月8日には八木城跡を訪ねるイベントを開催。八木城は保険料100円。いずれも事前申し込みが必要。