早ければ5月中にも閉店することが分かった三月書房(京都市中京区)

早ければ5月中にも閉店することが分かった三月書房(京都市中京区)

 個性的な品ぞろえで本好きや研究者らにファンが多い三月書房(京都市中京区)が年内に廃業することが17日、分かった。店主が高齢で、後継者もいないことが理由という。

 同書房は、同区寺町通二条上ルで1950年に創業。文学や歴史、美術や哲学など、店主が客層を考えて選んだ書籍が並び、新刊書店でありながら古書店のような商品構成で本好きに根強い人気がある。思想家の吉本隆明さんらが訪れたことでも知られる。
 店主の宍戸立夫さん(70)は「出版不況とは関係なく、私が元気なうちに片付けたいと少しずつ閉店準備を進めてきた。息子3人はそれぞれ仕事をしており、先行き暗い業界で(店を)やらないかとは言えない」と理由を語った。店は早ければ5月中にも閉め、インターネットの通信販売も年内で終了する。