京都市役所

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 地中から障害物が見つかり工事が遅れている京都市役所(中京区)の新庁舎整備事業で、本庁舎の完成が9カ月遅れて2021年8月末になる見通しとなった。市役所前広場も同時に利用を再開する。総工費は約320億円から12億3千万円増える。増額は3回目。

 本庁舎の工事では、図面上は鉄筋コンクリート造りだった階段がレンガ造りだったり、1917年に完成した2代目庁舎の基礎が見つかったりして計画変更が必要になった。市は昨年1月に完成時期の遅れと総工費の増額見通しを明らかにしている。
 市によると、障害物の除却や工期延長に伴う経費増などで総工費が増える。総工費は2015年の基本計画策定時は約247億円だったが、建設資材の高騰や工事内容の変更などのため基本設計で約301億円に、実施設計では約320億円にそれぞれ増えた。地下通路の整備費や民間ビルの賃料などを含めた総事業費は約350億円としていたが、さらに膨らむ可能性があるという。
 市庁舎管理課は「今後、新たな埋設物が出ないとは限らないが、これ以上完成が遅れないようにしたい」としている。20日開会の2月市議会に工事請負契約の変更に関する4議案を提出する予定。