福知山公立大(京都府福知山市)

福知山公立大(京都府福知山市)

 大学入試シーズンが本格化する中、新型コロナウイルス感染を想定した受験生への対応を巡り、京都や滋賀の大学で方針が分かれている。2次試験の免除など特別措置を行う大学がある一方、2次試験重視などを理由に通常通り実施する大学もある。現時点では通常通りだが「今後の状況を見て対策が必要か検討する」という大学もあり、未知の感染症を巡って各大学が難しい対応を迫られている。

 京都府立大は18日、新型コロナウイルスに感染か感染疑いがあると診断され2次試験を受験できない人は、大学入試センター試験の成績で合否判定すると公表した。京都工芸繊維大は受験できない人のため4月1日に新たに出願日を設け、センター試験の成績か追試験の結果などで合否を判定する。
 龍谷大では2月15日に行った外国人留学生入学試験で、中国と香港出身の受験生を対象にインターネット上で問診を実施。「14日以内に中国への渡航・滞在歴がある」と答えた受験生3人は他の受験生と区別して追試験の対象とした。「他の受験生への影響を考え、発症件数が多い地域に限って問診した」という。
 特別措置をとらない大学も多い。福知山公立大は「大学独自の試験を受けてもらう必要がある。(感染のリスクがある人がいる場合は)別室受験などで対応する」と説明。追試験の日程調整の難しさを理由に挙げる大学もあった。ただ特別措置をとらないとした府立医科大は「状況が深刻化すれば別途対応する」とし、流動的な状況へ警戒感を強めている。滋賀大や滋賀医科大は「対応を検討中」と説明している。