東京五輪への思いを語る阪口

東京五輪への思いを語る阪口

3000メートル障害で東京五輪を目指す阪口。1月の全国男子駅伝では京都代表として区間3位と好走した(広島市・平和記念公園前)

3000メートル障害で東京五輪を目指す阪口。1月の全国男子駅伝では京都代表として区間3位と好走した(広島市・平和記念公園前)

 陸上男子3000メートル障害の阪口竜平(東海大、洛南高出)が東京五輪出場を目指し、米国で修行を積んでいる。スピードアップを図るとともに持ち味のハードリング技術に磨きをかける日々。五輪代表選考会を兼ねる6月の日本選手権に2連覇を懸けて臨む。4月に23歳になるハードラーは「東京五輪は一生に一度だと思う。23年間で一番いい年にしたい」と飛躍を誓う。

■6月に日本選手権、連覇期し「速さ磨く」
 昨年の日本選手権はリオデジャネイロ五輪代表の塩尻和也(富士通)に競り勝ち、初優勝を飾った。記録も8分29秒85と自己ベストをマークしたが、世界選手権の参加標準記録に0秒85届かなかった。五輪出場にもつながる世界ランキングのポイントを得られる大会に出られず、「優勝の喜びより悔しさの方が強かった。世界選手権で(五輪参加標準記録の)8分22秒0を切りたかった」と言う。
 それでも収穫はあった。日本選手権のほか、日本グランプリシリーズの兵庫リレーカーニバル、関東学生対校選手権で優勝。「主要な大会で試合に合わせてピーキングする力はついた」と自信を深めた。
 12月に膝を痛めて大学最後の箱根駅伝は走れなかったが、五輪イヤー最初のレースだった1月の全国男子駅伝で京都代表として3区区間3位と手応えを得た。1月から取り入れているのが短距離の練習方法だ。洛南高と大学の後輩で、世界選手権1600メートルリレー代表の井本佳伸から臀部(でんぶ)とハムストリング(太もも裏)の筋肉の使い方を教わった。「継続的にやれば、さらにレベルアップができる」とハードルの跳び方に生かしている。
 全国男子駅伝後に渡米。4月からは実業団のSGホールディングスグループに所属するが、引き続き米国を拠点に活動する。今後は海外レースで世界ランキングのポイントを稼ぎ、五輪参加標準記録突破を狙う。「磨かないといけないのはスピード。持ち味のハードリングも技術を磨けば磨くほどアフリカ勢に近づける」とポイントを語った。