100周年を記念した銘菓「京観世」のユズ味

100周年を記念した銘菓「京観世」のユズ味

 京菓子製造販売の鶴屋吉信(京都市上京区)は、代表的銘菓「京観世」の誕生100年を記念し、ユズやほうじ茶など4種類の風味の限定販売を始めた。
 京観世は1920年、4代目稲田儀三郎が創案した。能楽の観世家ゆかりの観世稲荷境内にある井戸に龍が舞い降りてから、水が常に揺れ動いて波紋を描き、観世水の文様が生まれたという伝説にちなんでいる。繊細なそぼろあんで小倉羹(かん)を巻き上げた銘菓で、誕生以来、職人の手で仕上げている。
 京観世で特別な味を発売するのは初めて。昨秋、「かつてない京観世をつくろう」と社内プロジェクトを発足し、試作を繰り返した。発売するのは、1~3月は「柚子(ゆず)」、4~6月は「ほうじ茶」、7~9月は「オレンジ」、10~12月は「珈琲(こーひー)」の各風味。ユズの皮の蜜漬けや炭火でいぶしたほうじ茶、果実のような香りのコーヒー豆「モカ」のパウダーなど厳選した材料を用いた。
 1個(約50グラム入り)281円。品切れ次第終了。