天気にまつわることわざ55編が収められている取り調べ書(大津市京町4丁目・県庁県政史料室)

天気にまつわることわざ55編が収められている取り調べ書(大津市京町4丁目・県庁県政史料室)

 1893(明治26)年から1939(昭和14)年まで気象業務を行っていた彦根測候所(現・彦根地方気象台)の資料から、県内の天気予報の歴史を振り返る企画展「滋賀を科学する―県彦根測候所のはじまり」(滋賀県主催)が、大津市の県庁県政史料室で開かれている。

 公文書24点を展示。同測候所管内にあった伊吹山観測所の記録書には、1918年に山頂近くで観測した「積雪11メートル82センチ」が、100年以上たった今も山岳観測での最深積雪世界記録であることを伝える。
 同測候所は、県が天候に左右される事業の候補地を決める際に、気象特性のデータを県に提供していた。大正時代は農事試験場の移転候補地8カ所を示したほか、昭和初期に大嘗祭(だいじょうさい)の斎田に選ばれた野洲郡三上村の水田については「最適ノ候補地」と報告していたことを示す調査書もある。
 同測候所が開設される前に、県内での天気にまつわることわざをまとめた取り調べ書なども紹介。「湖中鼓ヲ撃ツガ如(ごと)キ聲(こえ)アルハ降雨ノ徴(しるし)ナリ」など、雪や雨、晴れ、風の前触れの55編を収めている。3月26日まで。土日曜と祝日休み。無料。