僧侶に担がれて御影堂に入る阿弥陀如来像を納めた唐櫃(17日午後2時38分、京都市下京区・西本願寺)

僧侶に担がれて御影堂に入る阿弥陀如来像を納めた唐櫃(17日午後2時38分、京都市下京区・西本願寺)

 浄土真宗本願寺派本山・西本願寺(京都市下京区)で17日、国宝阿弥陀堂の修復工事が本格化するのに伴い、本尊の阿弥陀如来像を南隣の御影堂に移す「御遷仏(ごせんぶつ)」が行われた。御影堂に安置されている宗祖親鸞の木像「御真影(ごしんねい)」も堂内内陣の北寄りの場所に移り、終了後には御影堂で「御遷仏・御動座法要」が営まれた。

 阿弥陀如来像は高さ約1メートルで江戸時代初めに寄進された。阿弥陀堂では2017年から22年までの予定で修復工事が行われており、18日以降は堂を閉鎖して作業を始めるため、1981年以来、37年ぶりに一時的に御影堂に安置することになった。

 親鸞像を移す「御動座(ごどうざ)」に続き、阿弥陀如来像を縦約1・2メートル幅約60センチの「御唐櫃(おんからびつ)」に納めて阿弥陀堂から運び出した。門信徒らが唱和する「南無阿弥陀仏」の声に送られた唐櫃は、雅楽が響くなか約40人の僧侶に付き添われて御影堂に到着。厨子(ずし)の中に納められた後、門主が導師を務める法要が営まれた。