三洋化成工業は、繰り返し貼ったり剝がしたりでき、温度や時間で粘着力が衰えない液体のウレタン系粘着剤を開発した。電子機器や医療向けなど新規用途を開拓し、2019年度の販売を目指す。

 粘着剤はアクリル系の素材が主流だが、簡単に剝がせて、後にのりが残らないようにするため、ウレタン系の開発に着手した。独自に開発した特殊な高分子材料のポリオールを活用し、粘着の性質を安定させた。

 書類に貼る付箋からガムテープ程度まで粘着力の強弱を自由に設計でき、時間の経過や温度変化に影響されにくいという。保護フィルムや建材など幅広い用途を見込むほか、高い透湿性を生かして人の肌に貼る用途の展開も考えられるという。