東急ハンズと協業してオープンした「プラグスマーケット」(草津市・近鉄百貨店草津店)

東急ハンズと協業してオープンした「プラグスマーケット」(草津市・近鉄百貨店草津店)

 近鉄百貨店草津店(草津市)の全館リニューアルが完了し、21日にオープンした。東急ハンズ(東京)と協業して地元の特産品や工芸品を豊富に取りそろえるなど、ブランド衣料や化粧品を主体とする従来の百貨店像からの脱却を目指す。郊外の中小百貨店の閉店が全国で相次ぐ中、新たなモデルを築けるか試金石となる。
 

 新たに開業したのはJR草津駅直結の2階に整備した東急ハンズの新業態店「Plugs Markets(プラグスマーケット)」。滋賀県内のこだわりの野菜や加工食品を扱い、生活雑貨や文具とともに店舗の中核フロアに並べた。
 草津店がある県南部は人口増が続く一方、消費の多様化で近年は集客が伸び悩み、昨春から大幅改装に着手。スーパーの成城石井やフィットネススタジオを誘致してフランチャイズ運営に乗り出すなど、住民生活に軸足を置く地域密着型の店舗にかじを切った。
 近鉄百貨店の秋田拓士社長は「アパレル主体の店づくりから脱却し、生活提案で地域とともに暮らしを豊かにする店にしたい」と述べた。同社は滋賀県と産業振興協定も締結。県内の特産品の販売や観光PRで連携する。