2014年の「大凧まつり」(滋賀県東近江市)

2014年の「大凧まつり」(滋賀県東近江市)

 2015年5月に観客7人が死傷した事故が発生して以来、中止が続く滋賀県東近江市の「東近江大凧(おおだこ)まつり」について、東近江市は21日、今年も開催を見送ることを明らかにした。中止は5年連続。一方で、運営関係者が昨年に不起訴処分となったことを踏まえ、再開に向けた検討委員会を20年度中に立ち上げる方針を示した。
 同日開かれた定例会見で、小椋正清市長が明らかにした。昨年4月に再開を検討する意向を示していた。
 小椋市長は「どれぐらいの広さで何畳敷きの凧なら安全に揚げられるのか。どういった手法で再開に向けて動き出すかというところから議論を始めたい」と話した。まつりのメイン行事で、事故が起きた100畳敷きの大凧揚げについては、安全性の観点から困難との見解を示した。
 また、再開時期は未定とした上で、「多方面から再開を望む声もあり、スピード感を持って進めていきたい」と述べた。
 事故では大凧が落下して観客1人が死亡、6人が負傷した。警備担当の市職員ら3人が業務上過失致死傷容疑で書類送検され、大津地検は昨年4月にいずれも不起訴処分とした。市と男性の遺族は、市側が解決金3200万円を支払うなどの内容で18年3月に和解した。